痩せてしまった ゆきちゃん。21度目の夏。
自分の体重が増えた事が嫌で嫌で、今年に入って体重計を避けるようになってしまった。
それに併せて、抱っこして測る ゆきちゃんの体重測定もサボってしまった。
1月末に4.6kgが、6月に3.6kg。
−1kg。
基準値内ではあるものの、安定していたゆきちゃんの体重がこんなに減るのは初めてだったので、驚いてしまった。
数字で見てしまうと尚更、抱っこしても軽く、触れても骨っぽさを感じるようになりました。
どうしようか。
病院へ連れて行くストレス疲労は、本当に 見ていて気の毒で気の毒で…。
高齢になると、尚更。
狭く硬いキャリーケース内での体勢も、お水やおトイレ、匂いや振動も…。
とりあえず毎日体重を測って、また減るようだったら…。
いや、夏の暑くなる前に行った方が…。
でも ゆきちゃんへの負担が…。
せっかくなら おしっこも持って行った方が良いだろうし。
日々そうこうして悩んでいたある夜。
「はゆき(私)…ゆったん(ゆきちゃん)のおしっこ採れたよ」
と母の声が。
えっ。
タイミング良く試せたのだそうです。なんと…有難い…。
動画で知った、おしっこするタイミングでうまく紙コップおたまを差し入れて採る方法。
そして、醤油差し(タレビン)などでちゅっと吸います。
体重減を打ち明けた時から、母も心配していたようです。
貴重な採尿…せっかく採ってくれたのだから、これはもう行かなければと決意しました。
本当は、朝の新鮮なおしっこが良いのですが…冷蔵庫に入れて翌日に持って行く事にしました。
一気に緊張で眠れない夜でした。
いつも通りぐっすり寝ているゆきちゃんを起こして、突然病院へ連れて行く辛さ。
胸がえぐれそうです。
動物病院。
触診したり、採血時に脚を触った先生の、
「ああ やっぱりちょっと足も細くなっているねえ」
の言葉が切なかった。
採血中、抑えている飼い主さんは、針の方ではなく、猫の顔を見て、おでこなどをぽんぽんしてあげると、猫の気が紛れるからと、これも動画で知りました。
動画様様。
嫌がりつつも何とか、噛んだり動くこともなく無事採血できました。
暴れるにも体力や元気が要るものね…。
そして15分ほど待ち、結果報告。
腎不全にばかり気を取られていましたが、数値が高かったのは血糖値とコレステロール。
尿から糖も出ていました。
そして赤血球数が高く脱水もある。
糖尿病の症状が出ているとの事でした。
多飲多尿の様子は日頃からあり、気付いたらお水を飲んでいる、という位にお水の回数は増えました。
■■■
お家にやってきて20年と半月。
当時の病院では6月生まれにしておきましょうかと言われたので、おそらく21歳。
今回も先生に「猫の寿命は大体14歳くらいですからね、20歳ってもう… 100歳越えちゃっている考えでもいいのでね」とおっしゃっていました。
糖尿病は治りませんが、
通院や投薬をするか否かは もうそれぞれにそれぞれの意見や考えがあって。
本当に、それぞれ。
可能性のある方法を試さないなんて信じられない という考えもあると思います。
ネット上では、毎日インスリン注射されている方も目にしました。
21歳。無理して通院入院、点滴投薬連続の生活をさせるか。
このまま穏やかに好きなように、自然のままに、過ごしてもらうか。
先生のご意見、お考え、お話も聞いて、後者を選択しました。
母も先生のお話に納得していました。
勝手な解釈でしかありませんが、もしゆきちゃんに聞いても
「今のままがいい」って言うかな。どうかな…。
■■■
あれこれ情報を見ても、不安にしか繋がらず。
良いフードがあればとは思いますが、高タンパク低炭水化物くらい?
ロイヤルカナンの糖コントロールフードを購入してみましたが、食べているところを私はまだ見ておらず…。
でも基本は、これまで通りかな。
そうしたいな。
たまにニシンも鮭もホッケもサンマも食べていいかな。
病院に行ってから、食欲も、あまり食べていないように見えるので、心配です。
お水もあげるようにしていますが、飲んだり飲まなかったり。
今後一気に悪化するかも知れない。
その時はどうするか。
その時は、
その時は、どうか。
大好きなふわふわの毛布と、大好きな母のそばで、ゴロゴロと、すやすやと。
しばしの眠りについてくれたらなあ…と、書いているだけで涙が止まらないので。
まだ起こっていない世界に入り込んで、先取りして今悲しんでは、じゃあ今は何なんだって事になるので、
ツイッターにも書きましたが、
これからは今までに増して いっぱい撫でよう。
同じような写真でも構わないから 毎日撮ろう。
無責任にも、このくらいしか思いつかなくて。
抱っこしても細く、軽くなっていて、胸が苦しくなります。
ゆきちゃんが、小さくなっていく。
■■■
どうなるんだろうか。
ゆきちゃんの居ない暮らしとは。
それはもう暮らしではないのだが。
母が心配で。
ボケちゃうんじゃないか。
一緒に寝て、ゆきちゃんが母を起こしてくれたり声かけしてくれた。
母親が心配ということを含めた、自分自身が一番心配です。
ほんと、自分が一番心配。
どうなっちゃうんだろう。
■■■
この写真。
この写真を撮るのに、ゆきちゃんから手を離してちょっと離れたのだけど、
離れないで欲しそうに私を見るゆきちゃんを見て 重なった15年前。
避妊手術で迎えに行った時を思い出しました。
15年前のこの時の想いは、今も尚。
この写真が、ぎゅっと重く、大切な一枚となりました。
最後まで読んで下さいまして、どうもありがとうございました。
また 書きます。
ゆきちゃん 大好き。