Hayuki’s diary

人との関わりにくさ、生きにくさや闇を抱え、ACODの自覚があります。猫好き札幌人「はゆき」と申します。

 駒大苫小牧高校〜昨日の準決勝、そしてこれから控える決勝戦

<2005年8月20日(土)writing>

 昨日の準決勝。


 家の近くのスーパーの店内放送では、ラジオの実況中継を大音量で流していたそうです。

 「今、何対何なの?!」

 お客さんが店員さんに尋ねる会話が行き交っていたと、母が言っていました。


 試合後のニュースの映像では。
 札幌市内、大型ビジョンのあるあらゆる場所では、人・人・人の群れ。
 あまりのツワモノで手ごわすぎだった大阪桐蔭さんとの戦いに勝利した瞬間、歓声と拍手でこだましていました。
 号外も配られました


 今朝の北海道新聞
 一面カラー、見開き含めて5面以上が駒苫の記事でした。

 去年の光景が、また見られるとは…。

 これだから野球って面白い。
 自宅で準決勝の模様を落ち着かない様子で観ていた私ですが、最後はボロボロと涙が溢れました。

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 高校野球を観ていると、彼らが高校生だという事を忘れてしまう時があります。
 堂々とした貫禄、負けてたまるかという強気の表情。
 そんな中、無邪気な笑顔を見せたり、顔をくしゃくしゃにして泣く姿。
 体と顔、いっぱいを使って喜びと悲しみを表現する彼らを見て、「そう言えば高校生なんだよね」と思い出します。

 彼らは非常に輝いています。
 私にも、彼らのその、たった一片でも持ち合わせていたら…と胸を痛めます。


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 今までの北海道の高校野球と言えば、一回戦で勝てたらすごいことでした。


 「雪国だから仕方が無い」


 そんなセリフも、去年から聞かれなくなりました。
 これだけ、北海道民が同じ気持ちになって、ひとつになる機会ってそう簡単にはないものだとも思っています。

 日々淡々と、他人同士でそれぞれ生活する毎日ですが、ここまで道民全てが感動出来るのもまた、胸が熱くなります。


 駒苫には、もう充分に感動を頂きました。
 でも、決勝があとわずか後に迫っています。
 あとはもう、今まで通り、笑顔を絶やさず、楽しく野球をしてもらいたいです。


 たかが野球、されど野球。


 勝っても負けても、最高の試合になるでしょう。
 昨日もその前も、試合を観ていると手に汗はかくわ、心臓飛び出そうになるわ、座ってられず、立ってもいられないわで、血圧上がって寿命が縮みました。
 それでも、今日も最後まで見届けますよ。大きな拍手贈りますよ。