Hayuki’s diary

人との関わりにくさ、生きにくさや闇を抱え、ACODの自覚があります。猫好き札幌人「はゆき」と申します。

 駒大苫小牧高校〜二連覇?!

<2005年8月21日(日)writing>

 マジだべか。



 昨日の午後1時からの数時間、慢性低血圧である私ですが、この時ばかりは血圧が正常値に戻りました。
 同時に、脈拍は80以上。
 寿命縮みました。確実に。


 ご近所迷惑になると我慢しつつ、常にここ何試合はつい声を張り上げてしまった私ですが、昨日の試合もヒートアップしてしまいました。
 昨日も、駒苫の守りの回、3塁でのきわどい交錯プレーがあったのですが、


 「アウト!アウト!アウト!アウト!!」


 と大声を張り上げてしまい、自分で笑ってしまいました。
 誰だおまえは。審判か。酒飲みのおっさんか。


 しかしまぁ、まさしく互角で、どちらが勝ってもおかしくない、ひと時の油断も許されない、素晴らしい試合でした。

 一回戦から、敗れて涙した高校球児全ての想いを背負ってもらいたいという気持ちがありましたが、まさにそんな想いにふさわしい試合だったと思います。


 野球中継の実況者が話していた内容ですが、苫小牧は、北海道の中でも雪は少ない方です。
 しかし冷え込みは厳しく、氷が張ります。
 氷張りのグラウンドでの練習が、堅い守備を作れる要因になったと。
 一見、氷張りのグラウンドなど不利な環境であると思うのですが、それをポジティブに、逆に生かす考えを持つ駒苫の努力に、大変胸を打たれました。


 どんな環境であれ、生かせる部分は探せばいくらでもあるんだ。

 野球に限った話ではなく、人生そのものにも言える事であると思います。


 見る側は、口ではいくらでも言えます。
 私達は、彼らから見て一番外側の人間です。
 要は、彼らのたった上層部しか見てない訳です。
 私達には想像できないほどの、今までの過酷な練習があったのでしょう。
 野球を辞めたいと思った事も、もしかしたらあるのかも知れません。
 結果ばかりを見て、良かった、嬉しい、悔しい、辛い、と我々が片付けてしまうには軽率過ぎる程の想いが、高校球児一人一人の心にはあるでしょう。
 しかしそんな今までの苦労を形にして、勝利を収めた駒苫には、自然と道民に勇気と感動を与えてくれました。


 準決勝の試合後、札幌駅のアピアのビジョンで試合を見ていた男性が、地元のニュースでインタビューを受けていました。
 彼は泣いていました。


「勇気をくれました。本当に感動しました!」


 今風のお兄ちゃんで、二十歳前後だと思います。
 そんな彼が涙している姿を観て、また感動してしまいました。

 老若男女問わず、道民、そして北海道を離れている道産子にも、限りない感動を与えた事でしょう。
 私もその中の一人です。


 今日から北海道は大騒ぎですぞ。


 素晴らしい試合と笑顔で、野球の楽しさを改めて感じさせてくれ、同時に感動の涙を与えてくれた駒苫には、本当に「ありがとう」を言いたいです。


 昨日の夜中に放送していた決勝戦の再放送をビデオに撮ったので、これから、もう一度観ます(笑)。


 本当におめでとう&感動ありがとう。