支笏湖。氷濤まつり。
相変らずだらだら更新で…申し訳ございません。
北海道では、冬のお祭りが盛んになる季節に入りました。
「さっぽろ雪まつり」は勿論の事、道内各地でも、「冬まつり」「氷まつり」と、雪と氷を利用した、美しく、そして楽しい催しが行われています。
今日は、丁度今(2007年1月29日現在)開催されている冬のお祭りについて書いてみようと思います。
北海道を代表する空港と言えば、新千歳空港ですね。
その千歳市には、支笏湖(しこつこ)という湖があります。
道内の方は勿論、内地の皆様も、ご存知の方は多いと思います。
新千歳空港からタクシーでは約40分・バスでは約55分。
そして札幌市内からも、車で約1時間という事で、空港を利用される方、または道央地方の方にとりましては比較的手頃な距離です。
国道沿いすぐの場所に湖が広がるので、夏場のドライブにも好都合な場所でもあります。
支笏湖は、日本で2番目の湖の深さで、北の国では珍しい「不凍湖」だそうです。
そんな、真冬でも凍らない湖の特徴を生かしてか、この支笏湖の湖水を利用した氷のまつり「氷濤まつり(ひょうとうまつり)」が毎年行われています。
http://www.shikotsuko.com/hyoto2007/
(↑支笏湖まつり実行委員会さんのページです)
約15万トンの湖水をくみ上げて、その水を噴射機で吹き付けて、何とも美しい氷像が出来上がるのだそうです。
私も昨年、「氷濤まつり」に連れて行ってもらいました。
今回の画像は、昨年2006年の「氷濤まつり」の画像です。
名前は知っていながらも、なかなか足を運ぶまでには至らずだった「氷濤まつり」でしたので、昨年初めて見ることが出来た、美しい氷の世界には、感動しました。
私は、日中の「氷濤まつり」にお邪魔しましたが、まるでブルーのインクが氷の中に入っているのでは?と思ってしまう程、神秘的な青い氷に大感激でした。
夜はまた、カクテルカラーのライトに照らされて、また昼とはぐっと違う表情を見せてくれるそうです。
冬のお祭りの特徴は、昼と夜の景色が全く違うのも、ひとつの魅力ですね。
今度は、夜の「氷濤まつり」も見てみたいなぁ…なんて、思う前に…、とにかく何より…寒さに耐え勝つ気合と、格好を気にしちゃいられないという気持ちと、防寒着が、一番必要かも知れません。
生まれ育ちもどさんこはゆきですので、氷点下生活もそれなりに慣れています。
子供時代は雪遊びに励み、学生時代は猛吹雪の山でスキー学習もし、成人になってからもCHAGE&ASKAのLIVEで、氷点下20度近くの釧路の夜に、汗をびっちょりかいた直後に1時間近く出待ちをした事もあります。
それでも、「氷濤まつり」の寒さは過去一番と言っても言い過ぎでは無い程でした。
何ででしょうな…。この時、「氷濤まつり」会場の気温は
この通り、氷点下10度だったのです。
寒いには寒いですが、道民にとりましては、さほど珍しい気温でもありません。
それなのにも関わらず、会場内では、まさに死ぬかと思いました。
駐車場付近はそんなに酷くはなかったのですが、ある区切りから突然、ブワーっと風が吹いたような感覚でした。
湖という事もありますし、周辺には大きな建築物が沢山ある訳でもなく、風がかなりの吹きさらしでしたので、やはり風が何より体感温度を急激に下げたのだと思います。
会場には、そんな凍りに凍った体を温める為に、温かい飲み物や、北海道にちなんだ温かいオリジナルの食べ物も用意してあるようです。
私は何も口にせず、早々に引き上げましたが…お店の方、すみません。
駐車場に戻った時に、内地ナンバーのカップルさんとすれ違いました。
カップルさんは、これから会場に向かう様子でした。
女の子の装いは、ミニスカート…、そして上はノースリーブに、ちょっとしたジャケットを羽織っただけ…。
男性もパンツと軽いジャケットという…軽装でした。
「うわーっ!ノースリーブ!!あれは…普通に街中でも寒いんでないかい!
北海道なめてるんでないべか…死ぬんでないべか…。大丈夫だべか…。」
何とも…不安な思いでカップルさんを見送ってしまいました。
大丈夫だったのかしら…。
私は。次に行く機会がある時には。女を捨てて、モモヒキはらまき覚悟で行くしかないようです。
とは言いながらも、この寒さがあっての美しい氷像を見られる幸せは、勿論感じられました。
身近に、冬の美しさを感じられる環境に育った自分に感謝したいです。
そして、今年の「氷濤まつり」に行かれる道内・道外の方は是非、暖冬と言えども甘く見ず、防寒しっかりで、あの幻想的な世界を楽しんで頂きたいものです。
最後までお付合い下さいまして、どうもありがとうございました。
もうすっかりあてにならない次回予告ですが、1週間〜辺りとさせて頂きます。