Hayuki’s diary

人との関わりにくさ、生きにくさや闇を抱え、ACODの自覚があります。猫好き札幌人「はゆき」と申します。

うちの猫「ゆき」〜避妊手術3〜

<2005年8月4日(木)writing>

 家路に着いたゆき
 まず、ごはんを与えました。
 病院では食べなかったのか、とてもごはんを欲しがりました。

 しかし、エリザベスカラーを付けている為、ごはんが上手く食べられません。
 私の手にエサをのせて、一口一口食べさせました。
 粉薬をまぜても、ちゃんと食べてくれました。

 それからずっと、私から離れる事を嫌がって、ずっと膝に乗っていました。
 そして、そのままうとうと…。
 寝始めると、今までにないくらい、体をピクピクさせて、ゆっくり眠れない様子でした。
 よほど、病院生活で興奮、疲れたのでしょう…。
 とても気の毒でした。


 「避妊手術」

 そう一言で言ってしまえばそれだけですが、女の子の場合、子宮を取ってしまうのです。
 同じ女性として、とても複雑な事です。
 人間ならば、ホルモン剤など飲まなければとうてい女性として生きられない状況になってしまうのかも知れません。
 それほど大きな手術なのだと思います。


 「はらまき」ですが、家の中に「いらなくなったトレーナー」がどこにあるかも解らず、夕方にパートから帰ってくる母をひたすら待ちました。
 母の帰宅後、「はらまき」を早速作りました。
 病院で見せてくれた見本は、実際に作ると手間がかかりました。
 数十分掛けて、ようやくエリザベスカラーから、「はらまき」に替えました。


 でも「はらまき」にしろ、やはりゆきは体の自由がきかないようでした。
 術後、痛みもあるのでしょう。ヨタヨタと歩き、「はらまき」の上から患部を舐めようとします。


 ソファからズテンと落ちたり、普通に座っていてもコテンと倒れたり…普段の活発な彼女とあまりに違うので、何とも心配で、そしてちょっと可笑しかったりもしました。


 そして暇さえあれば、膝に乗ってくるゆき
 捨てられると思ったのかも知れません。
 私達が拾ってくる以前に、どのような人生を送ってきたかは解らないゆきですが、

「大丈夫だよ。ずっと側に居るよ」

 何度もそう言いながらゆきをさすっていました。


 たかがペット。
 されどペット。


 まさに、そんな心境でした。


4に続きます。