Hayuki’s diary

人との関わりにくさ、生きにくさや闇を抱え、ACODの自覚があります。猫好き札幌人「はゆき」と申します。

山ウドもりだくさん。

今月…6上旬でしょうか
 週末に、父が山うどを採ってきました。
 そしてその翌日は家の玄関に山うどがいっぱい置いてありました。
 父の知り合いの方がおすそ分けに…と、こっそり置いて下さったようです。

 …何とも、有難かったです。

 という訳で、突然山うどパラダイスの週末となった、はゆき家でございました。

 この何とも独特で、季節を感じさせる山うどの香りは、嗅いでいて大変心地よいものです。

 私事で恐縮ですが、一時期お仕事で、芳香療法(アロマセラピー)と関わっていた為、香りがもたらす人への心理・精神効果についても多少、関心があるのですが、この山うどの香りにもどこか、精神を心地よく、穏やかにする効果があるのではないだろうかと、どことなく感じました。

 と、ここまで書いて、気になり調べてみたのですが、「山うどの香り」についての効果は、これといって取り上げているものを見付ける事は出来ませんでした。

 しかし続けて調べてみますと、ウド「独活(どっかつ)」という名で、漢方にも利用されるそうです。
 イライラやめまいに効くとか、慢性頭痛や咳にも良いだとか、何やら良い効能が多そうです。

 ウドいっぱい食べて、あまりにも荒んだ心になってしまった私も、精神安定させたいものです…。

 父が採ってきた、そして頂いた山うどは、早速母が調理してくれました。
 葉っぱはそのまま天ぷらに。
 茎は茹でてから酢味噌和えに。
 皮は炒めてきんぴらに。
 柔らかそうな、細いうどは漬物に。
 どれもとても美味しかったです。
 残りは酢の物にして冷凍保存しております。

 どれもこれも、甲乙付け難い程の美味でした。

 こちら、天ぷらです。


 殆ど食べ終えて残り物を撮影した上、ウェブカメラで撮影したので画質極悪ですが、どうぞご勘弁下さいませ。
 山の恵を、美味しく頂きました。

 それにしても…、「人によりけり」という前提は当然ではありますが、私の世代には、このような山菜類にはピンと来ない方も、少なくは無いのではと、ふと思いました。
 もしかしたら「食べた事が無い」という方も、居らっしゃるかも知れませんね。

 私自身も、悲しいかな現実的に、今の環境ではなくなった場合、自分から山菜を採りに行くまでには勿論ならないだろうし、頂けるような人間関係もありませんし、スーパーに売っている、ちょっとだけよの1パックウン百円の生の山菜類を、わざわざ買うだろうかと、懸念を抱きます。

 そう考えると今こうして、父が採ってきたり頂いたり、そして母が調理してくれたり、…という環境に居り、海や山の恵を身近に感じられている、この現在が、とても有難く感じます。

 うどに限らず、フキ・こごみ・竹の子(ネマガリダケ)・秋にはラクヨウきのこなど。
 海では岩のりや仏の耳(ギンナン草)…。
 それらもまた、季節を感じるものです。
 こんなお話を同年代の子に言ったら「何それ!古風だねぇ」と言われそうですかね。

 何に付けても、自分自身の原因を全て「親のせいだ」と言う人はどうかと思いますが。良い意味で、こういった些細な家庭環境はまた、自分にも影響してくるのかも知れないと思いました。
 山海の恵を頂ける機会を作ってくれている両親に、感謝しています。

 なんて、天ぷらをほおばりながら、しみじみ感じた今月上旬の私でした。



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