Hayuki’s diary

人との関わりにくさ、生きにくさや闇を抱え、ACODの自覚があります。猫好き札幌人「はゆき」と申します。

百寿

手軽さと引き換えに どんどん埋もれていくSNSよりも、

時間を要してでも、想いがなるべく生き残るブログに綴っておきたくなる時があります。

 

1月になると

「あの時の今ごろ、覚えてる?」

「どうやって生き抜いてきたの?」

と彼女に聞いてしまいます。

 

本人は知らんこっちゃっぽいけれど笑(どうかな?)

 

長い長い猫生を、やんちゃに

でもしっかり、歩んできました。

 

たくさん脱走もしました。

お友達もいっぱい居ました。

 

ゆー・ゆっち・ゆったん・ニャンピー・にゃんたまちゃん。

愛称もいっぱい。

 

まさかこの日を迎えられるなんて、21年前のあの日は考えてもみませんでした。

 

21年目、人間だと100歳の記念日を迎えました。

 

家族で記念撮影もしました(てんてこまい)。

それにしても母の手縫いちゃんちゃんこが最高です。

お帽子がァ…。

垂れ幕も豪華にしてみました。

装飾グッズを買い揃える事ももちろん素敵ですが、

全ておうちにあるもので手作りしました。

 

昨年の銀行カレンダーの裏面を台紙にして、

文字はコピー用紙に文字を写して、アクリル絵の具でぬりぬり。

 

紙でお花を作る方法も、今は大変便利なYouTube先生に教えてもらいながら。

これも封筒や折り紙を使って。

 

介護施設やデイサービスさんのお祝い垂れ幕も参考になりました。

スタッフさんの手作り、素敵ですね。

 

絵の具でぬりぬり、楽しかったです。

完成した時もまた、なんとも言えないしみじみさがあり。

「百寿」の文字を見て、ジーンとしました。

 

お祝いディナーも。

あげすぎもどうかと思うのですが…なるべく塩を抜いて。

あとは正直、もうなるべく好きなものを食べて欲しい。

 

普段はもちろん、頂いた有難い療養カリカリと、

総合栄養食のパウチがメインです。

頂いたカリカリ、あったかマット。

本当に助かっています。

あったかマットはここ毎晩使っています。

本当に、どうもありがとうございます。

 

大大好物だった焼きかつおも久しぶりに。

スリスリがすごい。

ちょっぴりずつね。

また買ってくるからね。

 

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ゆきちゃんと21年間 生活して思うことは

「無意識のもふもふ」

 

あえて触ろうとか、なでなでしようではなく、何も考えていないような場面で

「あ、目ヤニついてるよ」「あっ ちょっとまって乗っちゃだめだよ」とかで触れる。

無意識にゆきちゃんの温もりや、ふわふわを得られている事のすごさ。

 

そして毎日必ず「かわいいね」「いい子だね」「ありがとね」「大好き」

という言葉を発する事ができているすごさ。

 

前日の怒りや傷、蓄積された不満や不安。

悶々と巡らせてどっぷりしてしまっているところに、ゆきちゃんが現れると一瞬で

「あらっ ゆきちゃん起きたのかい いい子だね  おはよう」

と切り替わるすごさ。

 

猫って人間の理解できている次元のもっと深いところに通じている気がする。

よくわからないけれど…ゆきちゃんもそんな気がする。

 

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もしもあなたの関わるその側に、大切な猫さんが居るのなら

どうしても言っておきたい事がある(さだまさしか)。

 

20歳越えたその子の姿をどうか見て欲しい。

今居るその子の、その凄まじい今の尊さよりも、どこまでも上を行くぞ。まじで。

 

若くてやんちゃな時ももちろん可愛かったけれど、

おばあちゃんになるとこんなにも愛おしくかわいいものかと。

母ともよく話しています。

 

マルカンさんの「AIM30」というキャットフードのCMが好きで。

 

『わがままになるし  ずっと寝てるし

動きがゆっくりだし  日なたから動かないし

哀愁すごいし  リアクション薄いけど

年をとるほど可愛くなるから』


www.youtube.com

本当にその通りで。

 

「目指せ猫人生30年」というキャッチコピーにも共感できますし、そうなって欲しい。

 

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長く時を共にしているのと同時にそれは

終わりも近付いてきているということです。

 

確実に痩せ衰えていく様子は

いくら願ってもどうにも届かない現実を突きつけられます。

これからもっと辛くなります。

 

不安のない日はありません。

1日の無事を、怯えるように感謝しています。

 

やんちゃで気も強いけれど

寂しがりやで繊細。

 

そんな彼女が明日も居てくれたら。

こんなに嬉しい事はありません。

2002年と2022年のゆきちゃん。

主にTwitterを通じて、ゆきちゃんのことを見守ってくださる方々に、

心から感謝申し上げます。

時にカリカリなど支援して下さったり、温かいお声がけも、とても嬉しくて。

そんなあなたの存在、あなたのお気持ちは、ゆきちゃんにも伝わっていると信じています。

 

そしてまた今回もながなが語り日記…。

最後まで読んでくださって、どうもありがとうございました。