Hayuki’s diary

人との関わりにくさ、生きにくさや闇を抱え、ACODの自覚があります。猫好き札幌人「はゆき」と申します。

20年目

猫カフェを窓から覗いてみた時に、「うわあ、猫だあ」と口に出てしまいます。

この感覚、時折起こります。

 

じゃあ家に居るのは何だ?となりますが、

家に居るのは「ゆきちゃん」です。

家族を「家に居るニンゲンが…」と思わないのと一緒なのかなと思います。

 

あとは高齢で、猫らしい動作をしなくなったので、

猫カフェや映像などの俊敏な猫の動きに驚くのです。

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愛猫「ゆき」ちゃん。

今年2022年1月に、保護されお家にやってきて、20年目を迎えました。

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人間でいうと96歳〜

 

長生きの秘訣を本人インタビューしてみましょうか…。

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うん、うん、なるほど。

これまで、贈って下さったカリカリを食べられているお陰も大きいのだと、

飼い主と同じ事を言っている様子です。

見てくれて、ゆきちゃんの壮健を祈り 願ってくださっている方々の想いも、

きっと届いていると、私は信じています。

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20年目を迎えた日、アルバムを少し見る。

拾われてきた日はすぐ威嚇されたものの、その後は早々にリラックスしている。

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温かいストーブの前で

その後の日々も、今では信じられないやんちゃぶりが見て取れました。

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どうやって登ったの…

そして今のゆきちゃんの写真を見る。

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20年の重みは、写真という可視化によってさらに増し、

「ゆきちゃん、頑張っているね、本当に頑張っているね…」

という言葉がつい漏れました。

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年を重ね、猫もまた、

出来なくなる事がひとつひとつ増えて行き、

それが明瞭でもあります。

 

今の住まいに越してからも、随分変わりました。

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トイレに乗っかったりなんて、今はしません(なにこれかわいい (馬鹿))。

 

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これらの場所ではもうくつろぐ事はなく、

今は いちごベッドと座布団と、母のお部屋のみ。

この いちごベッド。

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昔、母がパート仲間さんから頂いたもので、

フェレット用に買ったのだけど、気に入ってくれなかったからと。

まさかパート仲間さんも、今もまだ使っているだなんて、思ってもみないでしょう。

 

良いお値段しそうな しっかりした作りのベッドでしたが、

今となってはもうふんにゃり。

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ちょっと落ちてる

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首も落ちる

 

先日、ズデデデデンと落ちてしまったので…慌ててタオルで補強。

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みかんの皮

 

私のお部屋にも来なくなってしまった。

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ベッドにも来なくなってしまったので、もう階段も撤去。

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見た目はすごいが頑丈

私はここでよく足をひっかけぶつけていたので、それがなくなり快適と言えば快適ですが…。

寂しい。

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まだ爪を研ぐ仕草はします。

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もう爪も鋭くはないので、するする…するする…と研がさっていないので笑ってしまいますが、

その気持ちがあるだけで嬉しいのです。

猫の爪研ぎは、自分の匂いをつける意味もありますものね。

それに長年の頑張りで、だいぶボソボソになっている。

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このボソボソもまた、愛おしくてたまりません

毛づくろいも、範囲は狭いけれどまだやるし、

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食後は特に、きちんとお口周りもお手入れしていて 感心します。

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今 与えられているもので、精一杯 生きているゆきちゃん。

 

耳も随分遠くなっている様子で、

「ゆきちゃーん!」と何度も呼びかけても、耳は動かず気付きません。

気配で初めて気が付き、ハッとしてニャー!!の田原俊彦

なのでなるべく驚かせないよう、私もやんわり気配をアピールします。

 

でも不思議と、水仕事のジャーという水音には、昔から今も気付いて起きてきます。

ドテっと横たわり、足元近くに転がってアピール。

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またぎながらお料理します…

 

お喋りは本当に多彩多用になりました。

そろそろ人間の言葉が話せるようになると思います(笑)。

 

大きくダミ声になる事も多いですが、

母には元気でかわいい声でごきげんだったり、

「起きれ!」「撫でれ!」「ご飯食べた!」「おしっこしてきた!」

の連絡事項も絶えないそうです。

 

しまいには母が寝ている枕に乗っかっては、

ゴロゴロ…ゴロゴロゥ

と顔近くで鼻息攻撃。

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夜起こされて、撮った写真だそうです

頭にまで乗っかってくるとのことです( ・∀・;)見てみたい…

母親の安否確認もしてくれているのかな なんて、思っています。

 

おしりふきも母担当…。

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おしりにおみやげが付いている事があるので。

 

便もちょっと硬くなってきている。

おトイレにも時間がかかっているし。

お便秘対策も考えなければ と思っています。

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ことに最近は寝ている事が本当に多くて。

なかなか顔を合わせられる時間もありません。

お互い居間で顔を合わせられる、撫でられる、ブラッシングや耳鼻おそうじ爪切りなどメンテニャンスができるのも、貴重な短時間です。

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本当はもっとやりたい。マッサージもしたい。

 

でも、

1日1時間起きているだけでもいい。

10分だっていい。

それでも良いから その分長く生きて。

そんなふうに思ってしまうのです。

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ここぞとあれこれ書いてしまいました。

 

20年、変わっていったもの、変わらないもの。

それら全てが、変え難く、失い難く。

恵みであり、宝であり。

私の命でもあります。

 

20年目を記念として。

最後にTwitterのひとことを貼らせていただき、おめでとう日記といたします。

 

長いネコバカ日記、最後までお付き合いいただきまして、どうもありがとうございました。