晩秋 そして初冬。
<2014年11月15日(土)writing>
なめらかな波のような、不思議な雲を見ました。
なんだか猫の足みたい。
福猫神様が空を渡っていたのかな。
久し振りの円山公園。
かわいい。
神宮で手を合わせた時に、ぶわーっと涙が溢れ、ぽろぽろこぼれてしまいました。
もう、悲しいとか苦しいだとか、嬉しいとか幸せだとかいうような単色の気持ちではなく、もはやどれにも当てはまらない、色んなものがぐちゃぐちゃにかき混ざったものが涙に凝縮されていたような感覚でした。
参拝後、北海道神宮内にある六花亭 神宮茶屋店さんに行き、『判官(はんがん)さま』も久し振りにいただきました。
2014年現在、おひとつ100円。
相変わらず、とろ〜んと柔らかくて、おいしかったです。
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冗談じゃないくらい眠くて気だるい心身に、何とかムチを打って布団から這い出て支度をする。
時節柄、まだ日の出前で暗くて寒い中、いくぶん重ためな心でお化粧を始める。
それでも、どんなに暗くても寒くても、大体同じ時間には、チュンチュンとすずめの元気な声が聞こえ、窓も明るくなってくるし、身支度が済んだ頃には、気持ちも冴えはじめてくる。
玄関を出るとすずめに「チュンチュン(おはよう)」を言い、日々の天候と季節を体感して、バス停まで15分歩く。
毎朝すれ違う幼稚園児とお母さん。
小雪が舞っていたってスキップしているランドセル小学生。
たまーに出会う茶しまちゃん。
緊張と不安もかばんに入れて、職場である倉庫に着けば、どんなにだるくたって面倒だって、「おはようございます」と声を発し、仕事をすることになる。
午前に10分、お昼は40分、午後に10分…休憩を励みにお仕事がんばる。
お仕事が終わり、バスで帰ったり車で送って頂いたり。
1日終わった開放感と疲労感。
入るお風呂の気持ちよさ。
引きこもって昼まで寝ている時には、決して出来なかった事たち。
今の全てが愛しく、有り難いです。
その日その日でいろんな気持ちになって、短期でさえも、このまま働いていく自信がなくなるほど落ち込んだり、とても嬉しさや幸せを感じたり。
やっぱりいろんな人が居て、いろんな関係が生まれて、どうしようもなくずどんと落ち込む日もあります。
そして、ここ数年で見えてきた自分の生き癖が、お仕事での人間関係を通じて再確認したり。
でも基本とても良い人間関係で、おかしも毎日たくさん。
きたない指サックごめんなさい。
週始めの憂鬱と緊張不安。
週半ばの重みとぐったり。
週末のやる気と心地良い疲労感。
お休みは日用品の買い物やお掃除洗濯しなきゃ、ああ歯医者さんにもそろそろ行かなきゃ、美容室にも行かなくちゃ…お休みってあっという間だなあ。
そんな平凡かも知れない暮らしを続けられることが、
今の私が欲しい一番の幸せかも知れない。
バイトさんもあと1日でおわり…。
有難い事に12月にもほんの少しありそうな気配だけど(声がかかればですが…)、長期だったら良かったのに…と、またヒキに戻るのが辛いです。
どんなことがあっても、それでも季節は廻ります。
最後まで読んでお付き合いして下さって、どうもありがとうございました。