ゆきちゃんの動物病院〜血液検査〜
北国の夏も終わりかと思いきや、残暑厳しいお盆過ぎ。
推定18歳・老猫
愛猫のゆきちゃんの嘔吐がなかなか落ち着かず。
週に0〜3度、1度で済む時もあれば、胃液になるまで1日に何度も吐いたり。
猫といえば嘔吐、というくらい(そうか?)、猫は吐きます。
大切な私物やカーペットやソファや寝具etc
どこに吐かれても仕方がないと思えないと、猫は飼えないと思います。
食べ過ぎて吐き戻し、空腹で吐く、毛玉を吐く。
この程度は珍しくありませんが、今回はちょっと多く感じて、
そして続くし、元気もなさげ。
2日連続で朝からまた嘔吐を繰り返したため、朝イチで病院に行くことにしました。
念のため嘔吐物の写真を撮り、嘔吐物もタッパーに入れて持参しました。
昔ならすんなり入るキャリーケースも、嫌がって元気のないニャーニャーの訴え。
引っ越してから通い始めた病院は医師不足で休院中…。
もうひとつある別の動物病院へ初めて行く事に。
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ついて行ってくれた母親が、病院受付のカルテの量にびっくりしていた。
「いつも行っている歯医者さんよりあるわ…」と(笑)。
この辺り、確かに動物病院少ないし、同時に、ここにあってくれて本当に助かった。
初診なので問診票書き。
飼育場所や毛色
最後の予防接種はいつか、何種ワクチンか
過去の病気や手術経験
なども。
受付の方に、改めて症状を聞いていただいて、念のため嘔吐物もお渡ししました。
そして診察。
体重も減っておらず(むしろ増えてた)。
先生に触診していただいても、特に痩せの骨感もなく、むしろややぽっちゃりで(笑)、
お腹も、触診ではしこりを感じられる事はないようでした。
あと かなり吐いたので脱水も不安でしたが それもなし。
お水を飲む量も聞かれ、
長い目で見ると飲む量は増えてきている事をお伝え。
この時期、暑くて胃腸が疲れちゃった子がよく来るのと、
年齢的なものもあり 腎臓肝臓の疾患の可能性もあるからと、
血液検査をしていただく事になりました。
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はじめての血液検査でした。
献血の事前検査の時くらい、人間の1本分の採血くらい採るんだな。
猫にとっては結構な身体の負担になりそう…。
後ろ足の内側を消毒して、毛をかき分けると、血管が浮き出ていました。
予防接種や爪切りなど、病院ではびっくりするくらい おとなしいゆきちゃんですが、
採血は10秒くらいはかかるので、珍しくちょっと嫌がりました。
私の手を何度かガブガブ。
シリンジに収められていく、初めて見るゆきちゃんの鮮血。
赤々と、生きている証拠。
20〜30分で結果がわかるので、待合室で待ちました。
待合室には常に3〜4組の患者さんの飼い主さんが居て、混んでいた。
運び方も、手持ちタイプ、だっこタイプ、乳母車タイプ、さまざま。
飼い主さんも、高齢の方が目立つような気もして。
白内障か、目も白くなっているミニチュアダックスさんをだっこして診察室に入っていく飼い主さん。
みんなの大切な家族なんだなと、みんな心配だよねと、胸がぎゅっとなったり。
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そして何より 血液検査の結果が不安で不安で。
人間もですが、検査結果がわかるまで、この時間って本当にしんどいですね。
どうしよう、どうしよう…。
怖い…怖いよ…。
長く感じてようやく呼ばれた診察室。
検査結果の用紙を見せてくれながら、先生がまずおっしゃったのが、
高齢の推定18歳としては、なかなかの優秀さだとのこと。
ええっ。
血液の数値もいいし、糖尿病の基準となる血糖値も問題なし。貧血もなし。
一番懸念していた腎臓・肝臓も、基準値よりは高いけれど、
この年齢で、この数値であれば深刻に捉える必要はなく、治療を要する段階ではないですとの事。
先生が何度も、この年齢で優秀だというお話を聞くたびに、
あれ、涙が…。
正直、慢性腎臓病だと思っていたので…。
本当に力が抜けた感じ…。
涙ぐんでしばらく声を出せず、先生のお話もウン、ウン、とうなずくだけの頼りない飼い主。
ただ元気がなかったのは事実で。
暑さで胃腸が疲れちゃったのかな…。
そう思うと残暑のしつこさが、心から恨めしかった。
急性胃炎の錠剤を1週間分いただきました。
少量の好物の中にお薬を潜ませて、一緒に食べてもらうようにします。
お薬だけ残したり、でもこれしか置かないから時間を置いてから何とか食べてくれたり。
病院から帰った後は眠りも浅く、あちこちでペタッと座り込んでいました。
血液も採ったし、体調も悪い中、暑い中、疲れちゃったよね。
声やシッポの様子でも、ぐったり…というほどではなかったですが。
うんちおしっこはいつもどおりなんだけどね。
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吐いたあとは1〜2時間お水もごはんもあげないほうがいいこと。
人間だって吐いた後はぐったり何も食べたくないものね。
腎臓病の予防で今できることとしては、よく言われているようですが、
ささみは控えた方がいいとのお話でした(たんぱく質)。
あと、リンを多く含むものや、かつおもあまりおすすめはできないそうで。
ささみとかつおのおやつ、好きなんだけどな。
せめてささみはやめておこうかな。
先生からサンプルもいただきました。
落ち着いたら試してみたいと思います。
エネルギーちゅ〜るとおしっこスポイトは受付にあったので、いただきました。
あとこちらが、費用です。現実。
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病院後1週間以上経過し、お薬も飲み終えたので、
1日1日、注意深く様子見中です。
いくら限られた数値が問題なくとも、推定18歳。
人間だと88歳。
こんなかわいい88歳が居るか!(飼い主バカ)と信じられませんが、
いつ何があってもおかしくない年齢。
急変することもある。
病院に行く前は、眠れませんでした。
最期の時を過ごす飼い主さんの書き込みを読んでは、苦しくて。
葬儀場も調べたりして。
葬儀場は良さそうな場所があったので、ここにしようかなと思いました。
おっとこんなこと言ったら怒られるにゃ。
でも必ずやってくる。
まずは今の症状がもっと良くなって、
このままごはんもお水も、うんちおしっこも、可愛い寝顔もたくさんでいてね。
長々自分語りの備忘録
読んで下さった方がもしも居てくれたなら、
お付き合い、どうもありがとうございました。